ラブラドールレトリバーの歴史:狩猟犬から家庭犬へ![犬図鑑 ラブラドールレトリバー]1

犬図鑑(ら)

ラブラドールレトリバーの歴史:狩猟犬から家庭犬へ

原産地と初期の歴史

ラブラドールレトリバーの起源は、16世紀にさかのぼります。カナダのニューファンドランド島に入植したイギリス人が持ち込んだ犬と、ニューファンドランド島に古くからいたニューファンドランド犬を交配させて、セント・ジョンズ・レトリバーが誕生しました。

狩猟犬としての役割

セント・ジョンズ・レトリバーは、19世紀初頭にイギリスに持ち込まれた後に様々な犬と交配され、ラブラドールレトリバーが生まれたといわれています。当時、ラブラドールレトリバーは水鳥猟に適合した狩猟犬としての能力を高く評価されました。

家庭犬としての普及

ラブラドールレトリバーがひとつの犬種として初めて認められたのは、1903年のイギリスです。その後、ラブラドールレトリバーは家庭犬としても不動の人気を誇り、盲導犬や警察犬などの使役犬としても活躍するようになりました。

現代におけるラブラドールレトリバー

現代のラブラドールレトリバーは、活発で泳ぐことを好み、幼児から高齢者までよき遊び相手であるとともに保護者の役割も果たす犬種です。また、洞察力、作業力に優れ、世界各国で様々な用途に最適な犬種として使役されています。

まとめ

ラブラドールレトリバーは、狩猟犬としての優れた能力と家庭犬としての温和な性格を兼ね備えた犬種です。その歴史は、ニューファンドランド島から始まり、イギリスでの改良を経て、今日に至るまで多くの人々に愛され続けています。